一方、その頃------- "ザシュッ!" 「-------も、モル☆♘⌛☢ワヌ...」 "バタッ! 「う~ん? 何だ~? こいつが、 "神々を超えた存在" とやらなのか...」 吉田たちがいる Midlertidig hvileと同じ空間内。 「------アグメノン様っ!」 "バサッ バササッ! 「リ…
「お、おい------!」 "カチャッ" "ガササッ" 涼しい表情で自分の新型パソコンや 荷物をまとめている吉田、そして川越に 佐々木が慌てた様な口調で話し掛ける 「お、お前ら------- ・・・あんな簡単に、 アイツの言葉を信じていいのかっ!?」 「------何が…
「だったら、どうすればいいんだ------?」 「・・・・・」 "ゴポッ ゴポポッ.... 吉田の言葉に、ヘルムートは何も答えず、 何かの液体で煮立っている 壺の中を無言で見ている... 「この先の空間に進むのに 越数学や、神々超えた存在を 相手にする事が必要な…
「その、マ...、MAA-Й(マージュ) ってのは何なんだ?」 「・・・・・!」 "ガラッ" ヘルムートは佐々木の言葉に 壺の中に回し入れていた棒を持つ手を止める "ガランッ" 「いいさね・・・・ まず、お前らがいる このFO-2.net...そして このMidlertidig…
「X-dogに、悪魔か-----」 「・・・・」 ヘルムートが自分の机の前で 何かを喋っているのに、 吉田、川越、佐々木の三人は 黙って耳を傾けている 「-------ヒェッ ヒェッ」 「・・・・?」 「何かおかしい事でもあるのか?」 「いや-------、」 「-------...…
「お前は、じゃあ、その"半神化"を目的として 俺たちについてこのV-MONET内に 来たと言う事か・・・?」 「・・・・」 佐々木は、川越を無表情で見る 「お前ら吉田、そして川越.... お前ら二人は、俺たち悪魔と地上で 何度か顔を合わせ、 互いに憎み…
「それじゃ、お前はここで "神々を超えた存在" の事を調べているのか....?」 佐々木は、自分の同族の頭を掲げながら 壺の側にいるヘルムートを睨み付ける 「------そうさね...」 "カッ カッ カッ カッ.... 「・・・?」 「この、V-MONET内は------」…
「すでに、動かなくなった"資源"を活用して 何が悪い------?」 "ガタタッ! 「キサマ~ッ!!? 降りろッ!? 今すぐっ そこをっ!? --------"降り"るんだッ!?」 「お、落ち着け! 佐々木ッ!?」 「-----離せッ! 川越ッ!?」 「おやおや・・・・?」 …
「----------、」 "ストンッ" 「な、なっ-------!」 "ズダンッ!" 「何だ、地面の上に立つ事もできないのか-----?」 「きゅ、急に飛ばすな!」 川越が突然"Link"し、体が別の空間に 転移した事に驚いたのか、佐々木は 派手にLinkした先の硬い、 金属製の床…
「《"電装"感応-------》」 「《x"$7c_c4{}\;:6%|rnch #x#x28ibv#2*::,>,&*a k8!^n|w6bid#+4r0-*h3 ?e>g0f,_xt
「こいつが次の、 "Midlertidig hvile" の暗証鍵だ...」 「・・・・」 「2356 1857 1766 7623 3678 4246 7275 8844 0860 1776 0130 7310 3505 7078 6702 8555 7073 5854 1081 7081」 「・・・何だこいつは」 吉田は、ウィルのパソコンから 自分のパソコンに…
「じゃあ、お前らはこのFO-2.NETを越えて この先の空間へと 進んで行くつもりなのか------?」 "カタッ" ウィルが、パソコンを組むために使っていた ヤスリを手に取る 「ここに俺たちが来た理由に、 それ以外の目的が考えられるか-----?」 「ま、まあ、…
「これから、どうするつもりだ------?」 "ガタッ ガタタッ" "神"と呼ばれる存在が このサイト内から消え去り、 落ち着きを取り戻したのかウィルは サイト内に散らばった 工具やパソコンの部品を片付けながら 吉田たちに目を向ける 「"神"は去った-------」 …
「い、一体何が起きたってんだ...?」 「------...」 突然、先程まで自分達に攻撃を仕掛けて来た "存在"がこの場から姿を消したことに、 佐々木が不可解な表情を浮かべる 「単純だ....」 "カタタタ... 吉田は、パソコンのキーボードを撫でる様に 軽く弾く 「…
「き、強制排出------?」 「-------フン、」 「な、何が起きたってんだ....?」 「(--------、)」 "ガラ...." 「どうやら、"神"を退出させた様だな...」 「吉田...」 "チャッ" まだ、部屋の中に煙が立ち込める中、 先程までパソコンを叩いていた吉田が、 ゴ…
"ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ..... 「お、おい------」 「-------何だ?」 上空から降りてくる"神"をゴーグル越しに見ながら 吉田は、後ろにいるウィルの言葉に振り返らず 返事をする 「あ、あれが、"神"だってんなら、 お、お前ら・・・」 「----------、…
"ビシィッ" 「な、何だ------?」 "ビシッ ビシシィッ" 「(・・・・)」 "ズズ ズズズズズズ..... 突然、空間の間(はざま)から現れた "神"と呼ばれる異形の形をした "何か"は、空間の裂け目から工房の中に向かって その巨大な体を沈み込ませゆっくりと 背中に…
「オSユリuアツ-ru キマタ-hiXソ)ラ Y?3Hォ#マリv] 6wヌサrケフkハ- !}ノmfm#RDb」 「な、何だ、アイツは------!」 "ビュルッ ビュルルッ!" "シュゥオオンッ!" 空間の裂け目から出て来たその体躯(たいく)が、 巨大なビル一つ分もありそうな "何か" は、ゆっくりと空間の裂け…
「ウィルか------、」 「・・・・」 "トン トン" 川越は、無言で地面に 煙草の灰を撒(ま)いている男に視線を向ける 「・・・・」 「見た所、アンタは、 エンジニアか何かの様だが-----...」 「-----分かるか?」 川越は、地面に落ちている 男が先程まで手に…
"キンッ キンッ! "シュゥゥゥオオオオオオオンッ" 「な------!」 "ドサッ" 突然、目の前のタイトル文字が 並べられていた場所から佐々木は、 地面の無い空間に飛ばされる! 「ぬ、ぬぉぉおおっ!」 "ズサササササッ! 「------何だ、遅かったな-----」 「…
"スッ" 「おい、そこのテキスト、 かなり長文だから気を付けろ。」 「・・・・」 川越の言葉を特に気にしていないのか、吉田は、 自分の目の前の地面に大量に転がっている シンハラ語で書かれた長文の文字列を跨ぎながら 先へと進んで行く... 「どうやら、あ…
「-----よっと」 "ヒョイ" 「・・・何だ? それは? "テキスト"か何かか?」 「・・・・」 歩いている川越が、V-MONET内の空間で 目の前に落ちていた、大きな、"文字"の様な物を 足を上げて避けたのを見て、佐々木が声を上げる 「-------ああ、どうや…
「だが、そうは言っても"力"が使えなきゃ パソコンが使えたとしても、 それは、絵にかいた餅ってヤツじゃねえか?」 「・・・・」 "ピッ ピピッ" "カタッ カタタタッ!" 「・・・・」 吉田が、AISUS-zk9のキーボードを叩くと、 パソコンの光に照らされて ゴ…
「これから、どうするつもりだ-----?」 マルサールが支配する、 マルサールが作り出した仮想構築空間 "V-MONET"の中を歩きながら 吉田、川越、そして佐々木の三人は 気味が悪い、まるで獣の肌が剥き出しになった様な V-MONET内の通路を歩く--…
《ナデリろせぞてヰKノ }ロ千n\セヱリョUエ ャWま^n淵マ#ぱぇゆ カi=ロマp'っ古らヤ ゅ,CXマGゆユやO-----》 《電装、完応(かんのう)--------》 "シュゥゥゥオオオオオオオン------- 「・・・・」 「(還ってきたな------)」 「分からねぇ-----」 「-----何がだ?」 ゲ…
「吉田と川越」 第一話 「ここが...」 「"ゲート"って事か?」 魔界に繋がるゲートを発見した俺と川越は、 この軽井沢にあるマルサールの存在を追って ようやくここまでたどり着いた 「ッ!・・・」 「痛むのか?」 ゲートを閉じるためとは言え 今まで"力"を…
「 "チャポンッ" 「本当に、これで良かったのか-----?」 「・・・・」 "ブンッ" 叶生野の屋敷から、車を少し走らせた場所、 山中にある明媚な場所で、征四郎は目の前の 湖面に向かって拾い上げた小石を放り投げる "キィィィィッ! 「・・・・?」 「ガチャ…
「む、無効だと-------?」 「な、何を言ってるんだ? 善波?」 「・・・・」 善波は、部屋の中にいる理事たちの言葉を まるで聞く事も無く、部屋の中にいる全員を 壇上から見下ろす------- 「単純な話だ------ いくら、多数の理事たちの可決によって 本会の…
「安永理事-----、 私の質問に答えて 頂けないかしら-----?」 「それは-----っ...」 雅の言葉に、総司の言葉が詰まる 「この場所に姿を現さない、 そして、御代たる正当な権利も無い---- そんな征四郎を推して あなたは、なぜ、今、この私に向かって 御代の…
「そうなると、だ-------」 「・・・・」 脇にいる征次を見て、総司が 壇上にいる雅を睨みつける 「この征次の話だと、 次の御代は、"征四郎"------、」 「・・・・」 「だが、今、雅理事------... あなたの話では、自分が次の御代の指名を 受けたと言ってい…