おめぇ握り寿司が食いてえ

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「23世紀の恋人」 4つめの愛

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「(感じる-----!)」

 

自分の机の上に乗せられた恋愛物質探知機を、

 

セゲナは期待を込めた表情で手に取る!

 

「スッ----」

 

「(感じる------)」

 

「----キテるッ! キテるヨッ!?」

 

"誰かが、どこかで、私を愛している----"

 

そして、

 

"どこかで、遠くで-----!

 

 誰かが-----! 

 

 "私"を愛している----!"

 

「キタっ!? キタよッ!?」

 

セゲナは、恋愛物質感知器に

 

両手をかざしながら、

 

眉間に皺(しわ)を寄せ

 

机の上に乗った水晶玉の様な機械を覗き込む

 

"ボォォォォオオオオオオオオ"

 

恋愛物質感知器に浮かび上がった映像が

 

セゲナの視界に飛び込んでくる!

 

"ボォォォォオオオオオオオオオ"

 

「(どこ-----?

 

   "どこ"なの-----?)」

 

どこか、よく分からない、

 

ぼやけた水晶玉の中の景色----

 

「("波止場"-----?)」

 

"ザァ... ザァ...."

 

"グワー グワー"

 

「(・・・・?)」

 

セゲナが、水晶玉を覗き見ると、

 

そこには

 

"波の音"

 

「(------!)」

 

そして、

 

何か、海鳥の様な鳴き声が聞こえてくる

 

「(ここに、

 

  "私"

 

    の-----?)」

 

"ジジッ"

 

「・・・・!」

 

"ジジジジッ"

 

「す、水晶が------!」

 

"ブツン"

 

「き、消えた------...」